ホームキレイに退職するために
円満退社を目指して準備をしましょう
転職が決まったら、前の会社を退社する手続きをしましょう。転職の際の退職は円満退社が基本です。きちんと準備をしてスムーズな退職を目指しましょう。まず退職を申し出るタイミングを知っておきましょう。
民法で定められているのは、退職の14日前までに退職を申し出るということです。少なくとも退職予定日の14日前までには、職場の上司などに退職の意思を伝えましょう。そしてそのことは文書に明記しておく必要があります。メールでも法律上は問題ありませんが、マナー違反と言われても仕方ありません。退職届をきちんと紙面で作り、しかるべき上司に手渡すようにしましょう。また病院によって、どの程度前までに退職することを告げるべきか、暗黙の了解があると思います。長年勤務していた看護師なら、おおよそ見当がつくはずです。病院にできるだけ迷惑を掛けず、転職先でもスムーズに仕事を始められるようなタイミングを探すようにしましょう。
退職届を出す時は覚悟をしましょう
退職届は、直属の上司に提出し、さらに上司に回してもらうようにするとスムーズです。直属の上司を飛び越えてしまうと管理不足を問われてしまうかもしれません。最後に迷惑を掛けないように気配りをしましょう。また退職届を一度出すと後戻りはできません。取り消すことはできませんので、覚悟をして渡しましょう。転職先の反応が良いからと見切り発車で退職届を出さないで、確実に転職できる状況になった時に退職届を出すようにします。転職先の職場から内定書が届いた段階、さらに仕事を始める前に行う健康診断をした後などが良いタイミングでしょう。確実に次の職場で働ける状況で退職届を出しましょう。
退職の理由をきちんとしましょう
退職を告げると、上司や同僚から引き留められることも考えられます。医療機関は慢性的に人手不足ですので、一般企業よりも引き留められる可能性は高いでしょう。退職理由をきちんと自分が理解しておくと、引き留めにあっても心が揺らいだりしません。
また退職をする権利が労働基準法で認められていることを確認しましょう。病院によっては、退職をすることが法律違反だという方向で責めてくるかもしれません。このような時に反論できるようにしておきます。圧力を掛けるタイプの引き留めには屈しない人も泣き落としには弱いかもしれません。「今辞められたら仕事が回らない」などと涙ながらに言われると、転職を考え直したくなるかもしれません。泣き落としもあるかもしれないと、心構えをしておきましょう。泣き落としに負けて、もし転職を辞めたとしたら、どのようなデメリットがあるかも整理しておけば、決断を誤ることはないでしょう。
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